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去る10月5日(日)、エセナフェスタを3時から抜け出し、御茶ノ水に行った。
明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科の北大路先生にシンポジウムのパネラーとして登壇を頼まれたから。


お題は「指定管理者による品質マネジメント」である。
明治大学シンポ   牟田静香発表

まずは北大路先生による基調講演
興味深かった点としては「指定管理者利用の多様な目的」の部分。それは下記4つ。
①高度な専門性を持っている
②強い目的意識や思いがある
③サービスコストを削減できる
④その他の波及的・副次的効果がある

そして日本の現状は「サービスコストを削減できるという目的で、比較厳選して結果を出す代理人を選ぶという手法を採用するのが圧倒的多数」という。

その結果、専門性が高い人(NPOなど)の労働生産性が安くたたかれ、市場価値を下げてしまう恐れ、問題が発生するという。

確かに、何のための指定管理者なのか。公共の担い手として専門性の高い外部団体に任せることによって、より市民のためになるかどうかをはかる必要がある。

基調講演のあとは指定管理者として成功している3つの事例の発表

スゴイのが日産の関連会社が指定管理者となっている静岡県愛鷹(アシタカ)広域公園の話
お客様の視点にたち、他者追従を許さない価値創造を原動力としている。
さらに利益の上がらない企業・事業は存続できないと言い切り、成功の指標はズバリ「利益」。
一人ひとりの知恵と誠実な行動の結果が利益確保につながるのだそうだ。

コスト削減に取り組みながら、サービスを向上させ、利用率向上、県民の評価の向上も果たしている。

またスゴイのが静岡県の行政担当者の考え方。
「静岡県はコスト削減より、サービス向上を重視している」とその場に来ていた担当者がきっぱり言い放った。すご過ぎる!指定管理者に対する行政のスタンスが明確なのだ。

そんなスゴイ話のあとで、「エセナおおた」の話をするのは心が痛んだ。

利用者拡大、講座の受講者増、利用者の評価アップ、コスト削減等、成功事例として発表はしたものの、成功の鍵は職員のモチベーションのみ。蓄積された知識と経験からなる専門性をもつ私どものNPOの労働生産性が正当に評価されているとは言いがたいのだ。

それも仕方のない話。指定管理者制度は個別のセンター条例に含まれているだけで、大田区としてのビジョンや基本方針は示していないのだから。ビジョンを示さない限り、どうしてもコスト削減が目的になってしまう。

そうならないために、行政が私たち指定管理者に何を期待するのか、課題が何であるのか等、常日頃から行政側と話し合いをする必要がある。今年はもっともっと行政の担当職員の方と話ができる時間を作り、もっともっと区民に愛される「エセナおおた」にしていき、「もっとステキなまち、大田区」にしていきたいと思っている。

ちなみに今回のシンポジウムには行政の職員や議員等公共経営に携わっている方々が休みを利用して数多く参加していた。スゴイ人たちからエネルギーをたくさんいただけたシンポジウムでした。
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